観光ボランティアガイド随想

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イメージ 4私が観光ボランティア活動を始めたのは『旅行が好き』だからだ。 若い頃は結構あちらこちらに行った。 その頃はどこに行っても土地特有な風情があり、非常に新鮮味が感じられた。 だが、今はどこの風景にも、鉄とコンクリートの巨大構造物の風景が目に障る。 しかも、新幹線駅も、JR駅舎も、道路も、ビルも、空港施設も、港湾施設も、民家も・・・、お土産品や人々の話す言葉も・・・一律に標準化してしまった。 
それは外国まで行ってもインターネットに国境はない、テレビも日本と全く同じ時刻に同じキャスターが語りかけている。 しかし街歩きで言葉が通じないのに異国情緒を感じるぐらい。 それも・・・今は、世界中どこでも英語は話せるのが当り前の時代になってきた。
イメージ 4世の中が急速に狭くなったと言うべきか、異国情緒が乏しくなったのはちょっと寂しい。しかしその反面、交通、通信、宿泊施設が凄く便利になって、以前とは比べものにならない程、広範囲の移動ができる。 それだけ珍しいものに出会うチャンスが増えた。
英語さえ話せば、どこの国に行っても珍しい所を沢山見学し、珍しい話が沢山聞ける。  一度の旅行で得られる知識量は、以前の比ではない。
イメージ 4呉の中では気づかない間に、広島でも宮島でも日本中の外国人観光客も以前の何倍増にもなっている。 世界は狭くなったと言うか・・・?しかしグローバル化は乗り遅れる人には容赦ない。
 私のガイドするお客様にも、世界旅行や珍しいものや歴史好きな人は結構多い。 ガイドの合間に、私の拙い体験談などをチラッと伝えるとお客様の反応は急変し、もっと興味深いことを教えて呉れる。 あちらこちらの珍しい話や歴史談を聞くと、私ももっと色んな所への好奇心が駆りたてられる。
 ボランティアガイド暦5年、そんな繰り返しで、結構色々な知見を広めた積りだが、知見が広まれば、もっと興味が湧いてくる。
イメージ 4 お客様にも、旅行を楽しさを覚え観光者人口(パイ)に加わって戴き、それが『呉への来訪客増加にも・・・』と思いながら、ガイドを続けている・・・。