ある観光ボランティアガイドの目

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旅行会社などのツアー客の殆どは、最小限の滞在時間で駆け足見学して、トンボ帰りするのが常である。 現地(呉市内全域を含めても)に宿泊することは例外中の例外である。
それでも来訪されたお客様には歓迎ムードで、誠心誠意ガイド説明する。 すると、かつての栄華の歴史や、文化、島の人情などの情景が彷彿として蘇り、眼前の(現)風景にノスタルジックな郷愁を感じる。 お客様はだんだん興にいり、感激の度が上がる・・・。 しかし何しろ短時間では、中途半端なまま、時間を惜しみながら続きはもう一度リピーターとして・・・再訪を納得して帰りのバスにとび乗ってしまう。  しかし、同じ所にもう一度、訪れる人は先ず稀少だ。

これは私たち観光ボランティアが、毎回繰り返しているパターンだ。  しかし、これにはちょっと疑問を感じる。
それは、
◆私たちのガイドは、お客様は喜んでも、社会の役に立っていると言えるのか??
◆こんなパターンで、何か地元住民の利益になっているのだろうか??
◆恐らく自分よりも裕福なお客様の為だけに、多大な時間を裂き、身銭を払ってガイドする意味は何なのか?

しかし、それが常態化していて訴える相手もない。 仕方なくそのまま続けているが、頭の中では次のことを訴える機会を伺っている。
、禊儻?橋修砲連 ; 観光客・旅行関連業者・現地住民(3者)に利益(少なくとも損失がない)ことが原則である。 3者間の協力的な気遣いが必要。
≪旅行業者への要望≫ ; 地元の利益(少なくとも損害をおよぼさない)も配慮として、
  *現地滞在時間= 多少は買い物もできるぐらいの余裕は考えるべきである。
  *現地でのマナー= 特に街並み保存地区などで、民家の中を覗き込んだり・・・
   『沢山の野良犬を放し飼いする様な自由行動』には、ちょっと配慮が必要だろう。
  *ボランティアガイドの利用=単に,無料(安価な)ガイドと言うよりも、
   私たちは 『社会や地域観光振興に寄与すること』が本来の目的であることも、
   少しは頭に入れて利用して戴きたい。
≪ お客様に対しては≫ ; 折角 味わった感激は、同じ所への再訪より、他の地区を
   見学する(=比較観光)を勧める方が、遙かに効果的である。
   その為には各地域のボランティアグループ同志の連係組織、『瀬戸内観光ボランティアネットワーク』を
   是非実現させたい。 ***賛同者(グループ)と個別に協議したい***