観光ボランティアの活動経費と報酬について

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1.ボランティア活動の意義
 一般的に、『ボランティア=無償奉仕』 と言う概念がある。 そして多勢の人の献身的な活躍は現代社会の大きな支えとなり、活力源にもなっている。 最も代表例は、災害ボランティアや、介護ボランティア等である。
 そのボランティア精神は、現在は色んな方面でも、○○ボランティアとか、△△ボランティア・・・等々、沢山のグループが結成され、多勢のボランティアが活躍している。 誠に好ましいことである。 私たちの属する観光ボランティアもその一分野である。

2.ボランティア活動の経費・報酬
そうなると一口にボランティアと言っても、置かれている立場は様々である。
 災害ボランティアや介護ボランティアなど、忽ち窮状にある弱者に対し人道上必要な献身は、社会の一員として『無償活動』は当然である。
但し、それには『相手が自活できる様になるまで』と”期間の限定”でなければケジメがなくなる。
3.観光ボランティアの報酬に関する考え方 
 しかし、観光ボランティアの場合は事情が異なる。
 相手が弱者ではない、期間も持続可能が原則である、持続的なブラッシュアップも必要である。 そんな条件の無償活動を持続できる人は無に等しい、組織も成り立たない。
 『観光ボランティアグループ』を名乗る団体が、その程度の経費や報酬等を求めても、現代社会の通念上、問題はないだろう。
 【私の結論を言えば】
 私たちの本来の目的は『明からさまな利益を追求しないで、社会貢献を持続する』ことである。 その為に必要な経費や報酬は、堂々と稼ぐことをしなければ、社会貢献は愚か組織の持続すらできない。
『ボランティア』の語源を追及する積りはないが、言葉に拘って本来の目的を矮小するのは【本末転倒】だ。 どうしても(報酬の受領が)気になるなら『ボランティアグループ』という名称を変えればよい。